Schofield.co社から1900年に発表されたヴィンテージスプーン”Virginia Dare”から制作された、ヴィンテージスプーンリングです。
素材はスターリングシルバー(純度92.5%の銀)となります。
そもそもスプーンリングの起源は17世紀ごろ、当時富裕層・貴族などしか所持できなかった高価な銀のスプーンを、屋敷の使用人が恋人に求婚するために盗み出し、それをリングに加工させたことにはじまるとも言われています。
単純な見た目の美しさもさることながら、ヴィンテージシルバーを身につけること、そして先に述べたようなストーリーに思いを馳せることができるこのヴィンテージスプーンリングは、
あなたの心を潤し、また一段高みへと引き上げてくれるような不思議な魅力とデザインを持っています。
サイズは12号〜22号までお選びいただけます(ご購入後にサイズをお伝えください。)ので、女性の方でも全く問題なく身につけていただけるサイズとなっております。
また、持ち手部分には当時の彫金師が掘り込んだと思われるモノグラム(刻印)として”R”の文字が刻み込まれています。
このモノグラムとは、中世に銀食器が流行した際富裕層や貴族の間で、自らのイニシャルや家紋などを彫金師に手彫りで彫らせることが流行したことから始まっています。
いわばヴィンテージの一つの証として、そして何よりこのスプーンリングの魅力を引き上げてくれる重要なワンポイントとして、非常に味わい深いエレメントの一つとなっています。
このスプーンのデザイン名”Virginia Dare”は、1587年にアメリカ大陸で出生した最初のイングランド系白人(女児)の名前であり、
彼女にまつわる謎めいたストーリーは、アメリカの大衆文化に少なからぬ影響を与えました。
このヴィンテージスプーンのデザインは、そのネーミングからほぼ間違いなくこの”Virginia Dare”にインスピレーションを受け、制作されたものと思われます。
ちなみに、このSchofield.co社はフランクM.スコフィールド(1873-1947)によって設立されました。
フランクM.スコフィールドはかの有名なGorham Mfg. Co.で1891年から8年、その後はBaltimore Sterling Silver Companyで4年の修行を経たのちに、この1903年にSchofield.coを立ち上げました。(当初の社名はBaltimore Silversmiths Manufacturing Companyでした)
豊富な経験に裏打ちされた、創造性豊かなデザインは当時多くの人の心を惹きつけ、魅了しました。
現在では生産がなされていない(1977年で生産終了)ため、世界に残されている作品は数に限りがあります。
ぜひこの機会に、特別なヴィンテージを身に纏う喜び、そして心が潤う不思議な美しさを感じていただければ幸いです。
※本作品はヴィンテージ品となります。一つ一つ丁寧にクリーニングを施しておりますが、経年変化や激しい着用環境により微細な小傷等が多数見受けられます。その点につきまして、またヴィンテージの特性をご理解いただける方のみご購入くださいませ。
ヴィンテージスプーンリング”Virginia Dare”
素材:スターリングシルバー(純度92.5%の銀)
重さ:12g
サイズ:12号から22号までの方であればご着用いただけます。(それ以外の方は一度お問い合わせくださいませ。)
厚み:最大約2mm
幅最大:約2.6cm
幅最狭:約0.3cm